May 20, 2004

退職の日

会社を辞めることにした。
というか、今日(5月20日)が退社日なのだけども。

…いろいろ書いてみたが、どうにもうまくまとまらない。
読み返せば読み返すだけハマっていく感じ。こりゃダメだ。
もう全部破棄してしまおうと思ったが、俺の人生で大きな区切りになる今日、何か書き残しておきたいと思うので、これだけ。

5月の1週目に、近年一緒に仕事をした旧第4開発部のサウンドデザイナー達が送別会を開いてくれた。
その日、これで彼らの顔を見るのも最後だというのにまるで実感がわかなくて、それでも退職日を迎える頃には寂しさを感じているのだろうと思っていたのだが、正直、今この時も変わっていない。まるで実感がないままだ。
なんだか、長い有給を取っているだけのような感じだ。
休みが明ければ、またあの席で仕事をし、定時後たまに長い無駄話をして、腹を抱えて笑ったり、しんみりとうなずいたりする「日常」に戻れそうな気がする。
そんな感傷にも浸れないまま、それでも就職活動は始めていて、少しは進展しているというのが現状だ。まだ先は見えていないが。

送別会の日には生まれて初めて寄せ書きをもらった。
(そういえばもらったのは始めてだ。これまで何度か書いたことはあったが、もらうのはなかったなぁ)
それを眺めていると、胸の奥が何ともいえない気持ちになる。

そして、最終出社日(4月末日)に挨拶回りで各フロアを行ったり来たりした。
最初は簡単にすますつもりだったけれど、これで最後だと思うと結局あっちこっちとうろうろしてしまい(汗)これだったらちゃんと一番上のフロアから順番に、とか手順を決めておくべきだったと自分のいい加減さにうんざりもした。
それでも、久しぶりに見る先輩、同僚たちの顔は、過ぎた時間の分だけ年を感じさせたり、逆に変わっていなかったりで人それぞれだった。
残念ながら会えず終いだった人もいて心残りもあるが、あのビルがたくさんの人とのつながりがあった場所だったことに今頃気付いて、帰宅後寂しくなった。
そういえば、この日が一番退職を実感した日かもしれないな。
そのときは最後の日まではまだ時間があるって思いこんでいたのだけど。
それでも自分で決めたことだから、きっと後悔はしないと思う。

…今もカプコンで頑張っている大勢の仲間たちに感謝を込めて。
ありがとう。そして、またどこかで。

投稿者 蒼月 白羽 : May 20, 2004 06:25 AM | トラックバック
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